3tダンプの荷台寸法まとめ|2tや4tとの違いと選び方のコツ

/ ハコプロ編集部

3tダンプの荷台寸法まとめ|2tや4tとの違いと選び方のコツ

建設現場で出た残土や解体材をどのくらい積めるのか、引っ越しや剪定枝の処分を依頼する前に「3tダンプの荷台にどこまで載るのか」を知りたいという声は少なくありません。荷台の寸法は見た目以上に細かく規定されており、2tダンプや4tダンプとの違いも数値で見るとはっきりします。ここでは3tダンプの荷台の長さ・幅・高さの標準値から、ロングやワイドといったバリエーション、積み荷を見積もる際の注意点までまとめて解説します。

3tダンプの荷台寸法は具体的にどれくらいか

3tダンプ

まずは3tダンプの標準的な荷台寸法を押さえておきましょう。カタログ上の数値と現場での使い勝手には差が出やすいため、長さ・幅・高さそれぞれの意味を理解しておくと積み荷の判断がしやすくなります。

標準タイプの荷台寸法(長さ・幅・高さ)

標準タイプの3tダンプは、次の数値が目安になります。中古トラック販売会社による解説でもほぼ同様の数値が示されており、メーカーやモデルによる差はそれほど大きくありません。

  • 荷台長は約3,050mm
  • 荷台幅は約1,600mm
  • あおりの高さは約370mm

あおりの高さは荷台の底面から板の上端までの高さを指し、ここまで積むとおおむね満載とみなされます。この高さの差が、後述する2tダンプとの見分け方にもつながっています。

車両全体のサイズと最大積載量

車両全体で見ると、全長は約4,680〜4,690mm、全幅は約1,690mm、全高は約1,960〜1,990mmが標準的な範囲です。最大積載量は3,000kg、車両総重量はおよそ6.0tに収まるよう設計されています。いすゞエルフの架装バリエーションページでもダンプ仕様の外形寸法が公開されているため、実車を検討する際は確認しておきたいところです。

荷台の容積をおおまかに計算する方法

荷台に載せられるおおよその容積は、荷台長・荷台幅・あおりの高さを掛け合わせることで計算できます。標準タイプの数値で単純計算すると、あおりいっぱいまで積んだ場合でおよそ1.8立方メートル前後です。ただし、あおりの上端まで平らに積み上げることは法律上できない場合が多く、実際にはこの数値より少なめに見積もるのが安全です。

2tダンプ・4tダンプと比べると荷台寸法はどう違うか

「3tダンプ」という呼び方は、荷台の大きさそのものよりも積載量の区分で決まっている部分が大きいという特徴があります。2tダンプや4tダンプと数値を並べてみると、その違いが見えてきます。

2tダンプとの違いは車体ではなくあおりの高さと総重量

2tダンプと3tダンプは、全長・全幅・荷台長・荷台幅がほとんど同じという車種も珍しくありません。異なるのはあおりの高さで、2tダンプが約320mmであるのに対し、3tダンプは約370mmとやや高く、車両総重量も2tダンプの5.0t以下に対して3tダンプは6.0t程度まで許容されています。見た目だけでは判別しにくいものの、税金や車検区分に関わるため、購入やリースの際は数値で確認することが欠かせません。

4tダンプは荷台長・荷台幅ともにひとまわり大きい

4tダンプになると数値差は明確です。代表的なモデルでは全長が約5,450mm、全幅が約2,220mm、全高が約2,450mmとなり、荷台長は約3,400mm、荷台幅は約2,060mmまで広がります。荷台幅だけで見ても3tダンプよりおよそ460mm広く、一度に運べる土砂や資材の量は大きく増えます。

サイズが近い分、選び方は現場条件で決まる

2t・3t・4tのいずれも車体サイズの差はそれほど大きくないため、選定の決め手は積載量だけでなく現場条件になりがちです。狭い路地や住宅街の解体現場では小回りの利く3tダンプが重宝される一方、運搬回数を減らしたい大規模な造成現場では4tダンプが選ばれる傾向にあります。必要な免許区分(準中型・中型)も車種によって変わるため、ドライバーの保有免許と合わせて確認しておく必要があります。

ロング・ワイドなど荷台寸法のバリエーションにも注意する

ダンプの荷台

同じ3tダンプというカテゴリーでも、荷台の形状にはいくつかのバリエーションがあります。標準タイプだけで判断すると、実際に必要な積載スペースを見誤ることがあるため注意しておきましょう。

標準ボディより荷台を伸ばした「ロング」タイプ

荷台長を標準よりも伸ばした「ロング」仕様は、総重量や最大積載量の枠内で運べる容積を増やしたい現場で選ばれます。荷台幅はそのままに長さだけを延長するため、狭い道での取り回しやすさをある程度保ったまま積載量を確保できるのが特徴です。

「ワイド超ロング」は3tクラス最大の積載スペース

荷台幅と荷台長の両方を拡張した「ワイド超ロング」と呼ばれる仕様は、3tクラスの中でも最大級の積載スペースを持ちます。まとまった量のがれきや資材を一度に運びたい現場では検討する価値がありますが、車両全体の全幅も広がるため、狭小地への進入可否は事前に確認しておきましょう。

同じ「3tダンプ」でもメーカー・年式で数値は変わる

いすゞエルフ、日野デュトロ、三菱ふそうキャンター、トヨタダイナといった主要モデルは、いずれも3tダンプの架装が用意されていますが、荷台寸法は数十mm単位で車種ごとに異なります。カタログ記載の数値はあくまで代表値であり、実際に借りる、あるいは購入する個体の仕様書やメーカー公式ページで最終確認しておくことが遠回りのようで確実です。

荷台寸法から積み荷の量を見積もるときの注意点

荷台の寸法がわかっても、そのまま積み荷の量に置き換えられるわけではありません。実際の現場では、法律上の制約や積み荷の性質を踏まえた見積もりが必要になります。

あおりの高さいっぱいに積むと過積載になりやすい

荷台の容積いっぱいに土砂を積み込むと、最大積載量の3,000kgを超えてしまうケースが少なくありません。土砂やコンクリートがらは見た目の体積以上に重く、あおりの高さまで平らに積んだだけで過積載になることがあります。安全のためには、容積からではなく重量から逆算して積む量を決める考え方が基本になります。

積み荷の比重によって重量は大きく変わる

同じ1立方メートルでも、乾いた土と水分を含んだ土、木くずと解体がらでは重さが数倍変わることがあります。見積もり段階で何を、どのくらいの比重で運ぶのかを整理しておくと、必要な台数や車両クラスの判断がしやすくなります。比重が読みにくい混合廃棄物のような積み荷は、余裕を持った台数計画を立てておくと安心です。

現場までの道幅や重量制限も忘れずに確認する

荷台寸法や積載量だけでなく、現場までのルートに幅員制限や橋の重量制限がないかも事前確認が必要です。3tダンプは全幅が2tダンプとほぼ同水準に抑えられているため、狭い住宅街や旧市街地への進入がしやすいというメリットがありますが、ワイドタイプを選ぶ場合はこの利点が薄れる点に留意しておきましょう。

3tダンプでの搬出・運搬を任せる運送会社の探し方

荷台寸法や積載量の目安が把握できても、実際に現場を任せられる運送会社が見つからなければ話が進みません。最後に、3tダンプを保有する運送会社の探し方について触れておきます。

荷台寸法の知識だけでなく依頼先選びが重要

同じ3tダンプでも、標準・ロング・ワイドのどれを保有しているか、ドライバーが現場周辺の道路事情に慣れているかによって、当日の作業のスムーズさは大きく変わります。荷台寸法の知識は依頼内容を正確に伝えるための土台であり、最終的には信頼できる運送会社を見つけることが欠かせません。

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